緊急地震速報&緊急警報放送対応ラジオで災害の発災に備えています

画像:緊急地震速報&緊急警報放送対応ラジオで災害の発災に備えています

コワーキングスペース ヒカリバ 代表の石川です。
ヒカリバの開設にあたっては、私自身がリスクマネージャーとして企業や団体のリスクマネジメントやBCPの策定支援を行うという立場の専門家として、ヒカリバの立地が島田川沿いのビル3Fということや、平成30年7月豪雨による浸水が発生した河川の下流域ということ、また河口から近いことによる津波被害等の災害の発災を察知し、適切に行動を起こすための情報収集手段に重点を置き、初動対応がきちんととれるように備えを行っています。

普段は一人ひとりが集中して作業が出来るように、店舗内ではテレビやラジオを置かず、フリーBGMのみで営業していますので、災害発生時や避難情報等が発せられた場合の情報を得る手段はスマートフォンの通知やパソコン等からの情報収集に限られてしまいます。
しかし、緊急性を要するものこそそれらの情報収集手段だけに頼るのでは、通信インフラの障害によって情報収集の手段そのものが絶たれてしまうリスクとの闘いに陥ってしまいます。
そこで、初動のための情報収集手段は複数のインフラを活用するように準備を行っており、緊急地震速報と緊急警報放送の両方の緊急放送に対応したラジオを常時待機させています。

ヒカリバで導入しているものは、現在廃版にはなっていますが、YAMAZEN 地震津波警報器 YEW-R100 です。

気象庁から発せられる緊急地震速報と、気象庁から津波警報が発表された場合や各自治体からの要請(災害対策基本法 第57条)により発せられる緊急警報放送という2種類の緊急放送に対応した数少ない専用ラジオになります。また、バッテリーを充電しておき、停電になってもバッテリーによって稼働することができるため、安心して常時設置しておくことができます。

緊急警報放送(EWS/EWBS)とは

緊急地震速報はこれまでも何度も耳にする事の多いものと思いますが、緊急警報放送も放送法によって定められた専用の緊急警報信号によって、待機状態のテレビやラジオの受信機のスイッチを自動的にONにして行われる放送です。
地震などの大規模災害が発生した場合や津波警報が発表された場合などに発信されます。

NHKのすべての放送チャンネル(AM、FM、テレビ)と緊急警報放送に対応している民放放送局では、毎月1日(1月のみ4日)の12時前 11:59~12:00に1分間だけ、試験電波を発射するという番組をもしかしたら見かけたり聞いたりしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、その放送は、これらの専用ラジオの動作試験のために発信されています。

ヒカリバにあるラジオも、設置以降、NHK-FMにチューニングし、この試験電波の受信による正常動作を確認し、常に使えるように毎月点検を行っています。(山口県内の民放で対応しているラジオ局はNHKのみのためです)

受信するためには専用の受信機(テレビやラジオ)が必要です。ワンセグ等に対応した一部のカーナビでも緊急警報放送に対応した動作をするように設定されているものもあるようですので、マイカーをお持ちの方は一度確認されてみてはいかがでしょうか。

正常に稼働しています

2021年2月13日深夜に東北地方で発生した震度6強の地震で発報された緊急地震速報(EEW)の警報放送の発報をNHK-FMの電波から捉えて自動起動し、予め設定していた音量でラジオが自動で鳴り始め、正常に稼働していることを確認しました。

普段意識することのない災害への備え。

安全な初動対応のために、緊急の際は相互に安全に対応が取れるよう、いざというときはご協力くださいますようよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

石川 博之
石川 博之

コワーキングスペース ヒカリバ 代表
株式会社ステラリンク 代表取締役・テクニカルコンシェルジュ

2021年02月14日 18時56分 2021年02月14日 19時05分

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